世間一般のゲームで戦士というと、打たれ強いというイメージではないかと思うのですが。
完美世界での戦士は、かなり脆いです。
タンク(壁)志望の人が戦士を選んでしまうと、どこかで妥協するか、虎を育て始めるかという選択を余儀なくされます。
他のゲームでいうところの、シーフとかローグに近いかも知れません。
もともと、中国版とか国際版では「戦士」ではなく「武侠」と呼ばれている職業です。
武侠小説とかの武侠ですね。
で、武侠って何よと。
辞書引いてみました。
ぶきょう ―けふ 0 【武▼侠】
尚武と侠気。
意味わかりません。
尚武と侠気を別々に調べてみます。
しょうぶ しやう― 1 【尚武】
武道・軍事などを大切なものと考えること。
きょうき けふ― 1 【▼侠気】
権勢や強者に屈せず、弱者を助けて正義を行おうとする心。おとこぎ。
とりあえす、「おとこぎ」については意図的に黙殺することにして、尚武と侠気の説明を強引にくっつけてみます。
武道・軍事などを大切なものと考え、権勢や強者に屈せず、弱者を助けて正義を行おうとする人。
職業というか生き方の説明っぽくなりました。
「あなたの職業は?」と聞かれて「ハードボイルド」答えるようなもんです。
もう、戦士とは武器もって戦う人って解釈にしましょうか。
すると当然、「他の職業だって武器もって戦うじゃん」という講義がしたくなるかと思います。
でも、戦士ってそんな職なんですよ。
戦士ができることは、たいてい他の職業でもできます。
しかも、戦士よりそれが得意だったりします。
戦士は壁ができなくもないです。
でも、妖獣には壁性能がひどく劣ります。
戦士は攻撃力がそこそこあります。
でも、そこそこにしかありません。
器用貧乏な便利屋さん...だったらいいんだけど、あんまり器用でもないのです。
他人を癒すこともできないし、魔法だって使えません。
うまい戦士ならPTにいると楽になるけど、いなくてもあまり困らない。
ほら、戦士って何がいいのって気になってきたでしょ?
ぶっちゃけ、職性能の優劣で戦士を選ぶと後悔しますよ。
戦士に向いてるのはきっとこんな人。
戦士の初期服がかわいいと思った人
わたしが戦士を選んだいちばんの動機です。
前衛がしたいけど、キャラメイクやファッションも楽しみたい人。
同じ前衛でも、妖獣だとこうはいきません。
ただし、妖精でも重装備にすれば、同様のことができます。
後衛を守るといった中衛的な動きが好きな人。
個人的には、この動きができるかどうかがうまい戦士の分かれ目のひとつだと思います。
多彩な武器(とそれに対応するスキル)を使いたい人
ひとつの武器に拘るというスタイルもありますが、武器を使い分けるといった楽しみ方もあります。
範囲狩りでレベルアップを楽したい人
ホントに範囲狩りが楽かどうかまでは知りません。
武道・軍事などを大切なものと考え、権勢や強者に屈せず、弱者を助けて正義を行おうとする人。
そんな立派な人がゲームにうつつを抜かすことはありえません。
まあ、飽きっぽいわたしが99まで育てられたということは、きっとそれなりに面白さがあるんだとは思います。